(2025/04/16)
福岡リート投資法人が、第41期(2025年2月期)決算を発表した。 第41期は、投資口の追加発行を行った。「天神ノースフロントビル」の25%と「マリノアシティ福岡」の建物を売却し、これによる物件売却益990百万円が寄与し、前期比23%増益。396百万円を内部留保とし、投資口数が9.5%増加するも、1口当たり分配金は4,096円と前期比6.4%増となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,192億円、有利子負債比率は42.5%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。本投資法人の自己投資口取得は初めて。取得する投資口数は上限4,000口(発行済投資口数の0.46%)、取得総額は上限5億円。取得した投資口は全て2025年8月期中に消却する予定。 第42期(2025年8月期)は、「ロジシティ熊本御船」等2物件を取得、「天神ノースフロントビル」の22%を追加売却する。物件売却益は減少するが、新規物件やキャナルシティ博多やオフィスの収益増加により、前期比0.1%増益を見込む。売却益のうち397百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,100円となる見通し。 第43期(2026年2月期)は、「天神ノースフロントビル」の16%を追加売却する。新規物件の通期稼働やキャナルシティ博多の収益が増加、修繕費が減少するが、物件売却益の減少により、前期予想比2.4%減益を見込む。387百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,000円となる見通し。 なお、自己投資口取得及び消却の影響は、業績予想へ反映していない。 前期に公表した分配金目標が前倒しで達成する見込みから、売却益がなくなる2027年8月期以降の分配金目標を従来の3,800円以上から4,000円以上に変更する。
第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,400百万円 | 10,722百万円 | 3.1% | 10,573百万円 | ▲1.4% |
当期利益 | 3,966百万円 | 3,972百万円 | 0.2% | 3,875百万円 | ▲2.4% |
分配金総額 | 3,571百万円 | 3,575百万円 | 0.1% | 3,488百万円 | ▲2.4% |
1口当たり分配金 | 4,096円 | 4,100円 | 0.1% | 4,000円 | ▲2.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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