(2025/08/15)
日本ビルファンド投資法人が、第48期(2025年6月期)決算を発表した。 第48期は、「横浜三井ビルディング」「Dタワー富山」を取得する一方、「NBF虎ノ門ビル」の建物と「芝NBFタワー」を売却した。テナント入替えに伴う賃貸収入の増加や、物件売却益の増加が寄与し、前期比3.9%増益。2,326百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,495円と前期比1.3%増となった。 期末のポートフォリオは68物件、資産規模(取得額合計)は1兆4,762億円、有利子負債比率は42.6%。 第49期(2025年12月期)は、投資口の追加発行を行い「フロンティア武蔵小杉N棟・S棟」を取得。これにより賃貸収入は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比19.2%減益を見込む。内部留保より1,903百万円を取崩するが、投資口数1.7%増加により、1口当たり分配金は2,420円と前期比3%減となる見通し。 第50期(2026年6月期)は、建物管理費や修繕費の減少により、前期予想比1.1%増益を見込む。内部留保より1,927百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,448円と1.2%増となる見通し。 前期に設定した1口当たり利益2,200円、1口当たり分配金2,400円超の目標を第49期に前倒しで達成する見込み。好調な賃貸市況を背景に今後は賃貸収入年間2%以上の増加を目指す。更に外部成長も併せて1口当たり利益及び1口当たり分配金年3%以上の増加を目標とする。
第48期実績 | 第49期予想 | 前期比 | 第50期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 51,218百万円 | 48,470百万円 | ▲5.4% | 48,315百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 23,545百万円 | 19,030百万円 | ▲19.2% | 19,247百万円 | 1.1% |
分配金総額 | 21,219百万円 | 20,933百万円 | ▲1.3% | 21,175百万円 | 1.2% |
1口当たり分配金 | 2,495円 | 2,420円 | ▲3.0% | 2,448円 | 1.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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