(2024/10/18)
福岡リート投資法人が、第40期(2024年8月期)決算を発表した。 第40期は、「天神ノースフロントビル」の共有持分5%を売却した。売却益は減少したが、前期に取得した博多FDビジネスセンターの稼働上昇やキャナルシティ博多のリニューアルによる売上増加が寄与し、前期比6.4%増益。159百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,850円と前期比1.1%増となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,207億円、有利子負債比率は44.8%。 第41期(2025年2月期)は、投資口の追加取得を行い、103億円を調達。「天神ノースフロントビル」の25%と「マリノアシティ福岡」の建物を売却する。売却益975百万円が寄与し、前期比17.3%増益を見込む。377百万円を内部留保とし、投資口数が9.5%増加するも、1口当たり分配金は3,900円と前期比1.3%増となる見通し。有利子負債比率は42.7%へ低下する想定。 第42期(2025年8月期)は、「御船物流センター」と「アクシオン大手門プレミアム」を取得、「天神ノースフロントビル」の22%を売却する。新規物件が寄与するが、売却益の減少、水道光熱費や減価償却費の増加により、前期予想比2.0%減益を見込む。302百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,900円と前期予想と同額となる見通し。 引き続き資産規模目標3,000億円を目指すとともに、分配金目標を更新した。天神ノースフロントビルの分割売却が続く2027年2月期までは、1口当たり利益が3,800円、1口当たり分配金3,900円に設定する。売却益がなくなる2027年8月期以降は、1口当たり利益が3,800円を下限に設定し、更なる分配金増加を目標とする。
第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,652百万円 | 10,203百万円 | 5.7% | 10,449百万円 | 2.4% |
当期利益 | 3,223百万円 | 3,779百万円 | 17.3% | 3,703百万円 | ▲2.0% |
分配金総額 | 3,064百万円 | 3,400百万円 | 11.0% | 3,400百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 3,850円 | 3,900円 | 1.3% | 3,900円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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