ジャパンエクセレント投資法人

ジャパンエクセレント投資法人が第38期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,106円

(2025/08/18)

ジャパンエクセレント投資法人が、第38期（2025年6月期）決算を発表した。 第38期は、「アークヒルズフロントタワー」を取得、「JEI本郷ビル」の残持分を売却した。前期に物件売却したため賃貸収入は減少したが、物件売却損がなくなったことにより、前期比18.9％増益。443百万円を内部留保する一方、自己投資口の消却に伴い投資口数が2.4％減少し、1口当たり分配金は3,106円と12％増となった。 期末のポートフォリオは33物件、資産規模（取得額合計）は2,934億円、有利子負債比率は45.1％。 第39期（2025年12月期）は、「JEI浜松町ビル」の45％を売却する。前期に取得した物件が通期寄与するが、物件売却益が減少するため、前期比7.4％減益を見込む。250百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,000円となる見通し。 第40期（2026年6月期）は、「JEI浜松町ビルの」の残55％を売却する。物件売却益は増加するが、売却した物件の賃貸収入減少により、前期予想比0.8％減益を見込む。217百万円を内部留保とし、1口当たり分配金3,000円を維持する見通し。 課題であった物件の売却は終了したことから、今後は低利回りの物件を売却対象とし、引き続きポートフォリオの質改善を図る。物件入替えや賃料増額、自己投資口の取得を実施し、1口当たり利益（売却益除く）年平均+2％成長を目指す。当面の分配金水準は売却益や内部留保を活用し下限を3,000円に設定する。