(2025/08/15)
日本リート投資法人が、第26期(2025年6月期)決算を発表した。 第26期は、「FORECAST品川@LABO」等6物件を取得、「FORECAS新宿SOUTH」等3物件を売却した。物件売却益及び交換差益2,470百万円が寄与し、前期比24%増益。差引き1,933百万円を内部留保とし、また投資口4分割に伴い、1口当たり分配金は2,345円(分割前換算9,380円)となった。 期末のポートフォリオは109物件、資産規模(取得額合計)は2,585億円、有利子負債比率は48.4%。 併せて「NW SQUARE」等オフィスビル2物件、ホテル2物件、研究施設1物件の計5物件を取得することを発表した。5物件の取得額は計173.39億円。なお、本投資法人にとって初のホテル取得でインフレ耐性を図る。 第27期(2025年12月期)は、上記5物件のうち3物件と既に公表済の「浦和ガーデンビル」を追加取得する一方、「セントラル代官山」等10物件を売却する。これによる売却益3,037百万円が寄与し、前期比6.9%増益を見込む。2,228百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,421円と前期比3.2%増となる見通し。 第28期(2026年6月期)は、上記5物件のうち残り2物件を取得する一方、「FORECAST桜橋」を売却する。売却益が1,289百万円と前期より大きく減少するため、前期予想比25%減益を見込む。内部留保より902百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は2,250円と前期予想比7%減となる見通し。 前期に公表したポートフォリオ強靱化の取組みについて、物件売却が先行したため一時的に1口当たり利益(売却損益除く)が減少するが、物件売却益を活用して分配金を支える。5年以内に1口当たり利益(売却損益除く)2,250円超を目指す。 併せて、市場環境の変化に伴い運用ガイドラインの変更を発表した。オフィスの投資地域を都心6区から東京経済圏へ拡大、またオフィスと住宅以外のその他用途を50%以内に定め、種類や地域を限定せず機動的な運用を目指す。当面は宿泊特化型ホテルを中心にホテルの投資比率10~15%とする方針。(但し、9月に開催予定の投資主総会にて承認を条件とする)
第26期実績 | 第27期予想 | 前期比 | 第28期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,013百万円 | 11,528百万円 | 4.7% | 9,834百万円 | ▲14.7% |
当期利益 | 6,077百万円 | 6,496百万円 | 6.9% | 4,869百万円 | ▲25.0% |
分配金総額 | 4,146百万円 | 4,268百万円 | 2.9% | 3,967百万円 | ▲7.1% |
1口当たり分配金 | 2,345円 | 2,421円 | 3.2% | 2,250円 | ▲7.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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