(2025/08/15)
日本プライムリアルティ投資法人が、第47期(2025年6月期)決算を発表した。 第47期は、「中野セントラルパークイースト」を追加取得する一方、「JPR上野イーストビル」を売却した。新規物件の賃料、既存物件のリーシングや賃料増額による賃貸収入の増加、物件売却益2,879百万円が寄与し、前期比17.5%増益。2,415百万円を内部留保とし、また自己投資口の消却に伴い投資口数が1.1%減少し、1口当たり分配金は8,030円と前期比1.2%増となった。 期末のポートフォリオは66物件、資産規模(取得額合計)は5,340億円、有利子負債比率は43.6%。 第48期(2025年12月期)は、前期に取得した物件の通期稼働、既存物件の賃料増額が寄与するが、物件売却益がなくなるため、前期比27%減益を見込む。内部留保より482百万円を取崩し、更に投資口4分割に伴い、1口当たり分配金は2,035円(分割前換算8,140円)となる見通し。 第49期(2026年6月期)は、固都税が増加するが、水道光熱費等の減少により、前期予想比0.7%増益を見込む。内部留保より491百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,050円となる見通し。 好調なオフィス市況を背景に賃料水準の目標を従来の年率+1.3%から+1.8%(オフィスのみでは+1.5%から+2%)へ上方修正、1口当たり分配金目標を年率2%から3%へ上昇修正した。更なる成長への取組みとして、スポンサーである東京建物のパイプラインを活用し資産規模6,000億円超を目指すとともに、資産入替えを進め今後5年間でポートフォリオの10%程度を売却する方針。
第47期実績 | 第48期予想 | 前期比 | 第49期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 20,803百万円 | 18,402百万円 | ▲11.5% | 18,375百万円 | ▲0.1% |
当期利益 | 10,329百万円 | 7,541百万円 | ▲27.0% | 7,591百万円 | 0.7% |
分配金総額 | 7,916百万円 | 8,023百万円 | 1.4% | 8,082百万円 | 0.7% |
1口当たり分配金 | 8,030円 | 2,035円 | - | 2,050円 | 0.7% |
※第48期より投資口4分割 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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