(2025/04/17)
三菱地所物流リート投資法人が、第17期(2025年2月期)決算を発表した。 第17期は、「MJロジパーク愛西1」を取得、「MJロジパーク仙台1」の残り49%を売却した。既存物件の稼働低下による減収や物件売却益の減少により、前期比0.8%減益。前期に引き続き売却益を全額分配するため、利益超過分配を行わず、1口当たり分配金は9,521円となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,715億円、有利子負債比率は40.1%。 併せて「ロジクロス大阪交野」を取得することを発表した。物件は、第二京阪道路寝屋川北インターより800メートルに位置する、2022年竣工、冷凍冷蔵の物流施設。取得額は79.41億円。 また自己投資口の取得を行うことを発表した。本投資法人の自己投資口取得は初めて。取得する投資口数は上限30,000口(発行済投資口数の2.0%)、取得総額は上限30億円。取得した投資口は全て2025年8月に消却する予定。 第18期(2025年8月期)は、新規物件や既存物件の増収が寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比21.6%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、更に投資口3分割により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,764円(分割前換算8,292円)となる見通し。 第19期(2026年2月期)は、営業費用や支払利息が増加する一方、前期に取得した物件の通期稼働や既存物件の増収により、前期予想比0.4%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,777円(分割前換算8,331円)となる見通し。なお、自己投資口の消却の影響は業績予想に含まない。 今後2年程度の目標を設定。巡航分配金の成長率年3.5%以上、年10億円程度の含み益の還元により、短期的に分配金引き上げを目指す。 併せてラサールロジポート投資法人(LLR)との協業を検討する。LLRと共同保有する物件をSPCに売却し、そのSPCに共同出資をすることで、双方にとって売却益の実現と資金の有効活用を図る。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,108百万円 | 8,011百万円 | ▲12.0% | 8,099百万円 | 1.1% |
当期利益 | 4,793百万円 | 3,757百万円 | ▲21.6% | 3,773百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
9,521円 | 2,487円 | - | 2,497円 | 0.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 277円 | - | 280円 | 1.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
9,521円 | 2,764円 | - | 2,777円 | 0.5% |
※第18期より投資口3分割 | |||||
<取得> | |||||
物件名称 | ロジクロス大阪交野 | ||||
所在地 | 大阪府交野市 | ||||
取得金額 | 7,941百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.4% | ||||
還元利回り | 4.0% | ||||
竣工時期 | 2022年10月26日 | ||||
取得日 | 2025年4月21日 | ||||
売主 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | いちごホテル | +1.03% |
---|---|---|
2 | エスコンジャパン | +0.71% |
3 | NTT都市開発リート | +0.52% |
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