(2025/04/17)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第19期(2025年2月期)決算を発表した。 第19期は、「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」「ホテル・アンドルームス新大阪」を取得、「NMF新宿南口ビル」を売却した。既存物件の賃貸収入は増加したが、物件売却益が減少したため、前期比9.6%減益。内部留保を取崩、また自己投資口の消却により投資口数0.45%減少し、1口当たり分配金は3,453円となった。 期末のポートフォリオは294物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,025億円、有利子負債比率は44.5%。 第20期(2025年8月期)は、「H1O日本橋小舟町」等3物件を取得、「プライムアーバン泉」等住宅9物件を売却する。既存物件の賃貸収入が増加するが、物件売却益が減少するため、前期比3%減益を見込む。内部留保を取崩し、1口当たり分配金は3,555円と前期比3%増となる見通し。 第21期(2026年2月期)は、オフィスのテナント退去による減収や前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比13.8%減益を見込む。内部留保を取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,578円となる見通し。 なお、分配金の中期目標を設定した。今後3年間で、1口当たり巡航分配金(売却益や内部留保を除く)5%前後の成長を目指す。更に今後3年間で600~900億円の物件入替えを行い、売却益等を加算した1口当たり分配金は8~9%の成長を目指す方針。 2028年2月期には、1口当たり巡航分配金3,530~3,560円、1口当たり分配金(売却益等含む)3,740~3,770円を目標とする。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 43,117百万円 | 42,970百万円 | ▲0.3% | 40,973百万円 | ▲4.6% |
当期利益 | 15,986百万円 | 15,512百万円 | ▲3.0% | 13,378百万円 | ▲13.8% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
16,043百万円 | 16,517百万円 | 3.0% | 16,624百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,453円 | 3,555円 | 3.0% | 2,977円 | ▲16.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 0円 | - | 601円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,453円 | 3,555円 | 3.0% | 3,578円 | 0.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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