(2025/07/16)
平和不動産リート投資法人が、第47期(2025年5月期)決算を発表した。 第47期は、「HF目黒行人坂レジデンス」等6物件を取得する一方、「麹町HFビル」等2物件を売却した。修繕費や支払利息が増加したが、物件売却益の増加により、前期比19.1%増益。一時差異等調整積立金より238百万円を取り崩す一方、520百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,850円と前期比5.8%増となった。 期末のポートフォリオは131物件、資産規模(取得額合計)は2,472億円、有利子負債比率は48.0%。 第48期(2025年11月期)は、投資口の追加発行を行い、「京町堀スクエア」等4物件を取得する一方、「HF浜松町ビルディング」等2物件を売却する。これによる物件売却益2,133百万円が寄与し、前期比5.7%増益を見込む。一時差異等調整積立金より250百万円を取り崩す一方、467百万円を内部留保とし、投資口数が4.7%増加するも、1口当たり分配金は3,950円と前期比2.6%増となる見通し。 第49期(2026年5月期)は、「HF押上レジデンス」を取得するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比38%減益を見込む。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計1,791百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,990円と前期予想比1%増となる見通し。 内部成長の新たな目標を設定。全テナント(特殊事情を除く)に賃料改定の申入れを行うこと、セットアップオフィスや住宅のバリューアップの対象を拡大すること、賃料ギャップやバリューアップ効果のある物件を取得すること、これらの施策によって賃料年成長率5%(現在は2.3%)を目指す。この内部成長と、資産回転型戦略、投資主還元強化によって、引き続き中期目標である1口当たり分配金4,200円の達成を図る。
第47期実績 | 第48期予想 | 前期比 | 第49期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,154百万円 | 10,648百万円 | 4.9% | 8,674百万円 | ▲18.5% |
当期利益 | 4,881百万円 | 5,161百万円 | 5.7% | 3,201百万円 | ▲38.0% |
分配金総額 | 4,600百万円 | 4,943百万円 | 7.5% | 4,993百万円 | 1.0% |
1口当たり分配金 | 3,850円 | 3,950円 | 2.6% | 3,990円 | 1.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.92% |
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2 | 大和証券オフィス | +0.45% |
3 | イオンリート | +0.31% |
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