(2024/05/16)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第41期(2024年3月期)決算を発表した。 第41期は、物件入替えを進め、「グローバル・ワン上野」等3物件を取得、「淀屋橋フレックスタワー」等3物件を売却した。ポートフォリオ全体の期末稼働率は97.2%と前期より0.6ポイント上昇した。売却した物件の賃貸収入や物件売却益が減少する一方、フリーレントの解消による既存物件の増益、外部委託費の減少等により、前期比0.2%増益。333百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,959円と前期比2.6%減となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は2,085億円、有利子負債比率は45.9%。 第42期(2024年9月期)は、「大手町ファーストスクエア」の持分の10%を追加売却する。横浜プラザビルの主要テナント退去等により、ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.4%と前期より0.8ポイント低下する想定。物件売却益の減少により、前期比19.4%減益を見込む。253百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,400円となる見通し。 第43期(2025年3月期)は、「大手町ファーストスクエア」の持分残5%を売却する。ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.3%と前期予想より0.1ポイント低下する想定。横浜プラザビルの稼働低下や物件売却益の減少により、前期予想比9.4%減益を見込む。内部留保を行わず、1口当たり分配金は2,400円と前期予想と同額となる見通し。 なお、品川シーサイドウエストタワーの面積59.6%を占める三菱総研DCSが2025年9月末に契約満了となり退去する予定。 早期の空室埋め戻し、既存物件の賃料増額、水道光熱費収支の改善に加え、自己投資口の取得の実施により、引き続き1口当たり巡航分配金2,400円を目指し、不足する場合は内部留保を活用する方針。
第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,161百万円 | 6,481百万円 | ▲9.5% | 6,161百万円 | ▲4.9% |
当期利益 | 3,360百万円 | 2,708百万円 | ▲19.4% | 2,454百万円 | ▲9.4% |
分配金総額 | 3,026百万円 | 2,455百万円 | ▲18.9% | 2,454百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 | 2,959円 | 2,400円 | ▲18.9% | 2,400円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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