(2025/10/21)
オリックス不動産投資法人が、第47期(2025年8月期)決算を発表した。 第47期は、「ホテルユニバーサルヴィータ」等4物件を取得、「青山サンクレストビル」等2物件を売却した。修繕費や融資関連費用が増加したが、新規物件や既存のオフィス及びホテルの賃貸収入の増加、物件売却益1,477百万円が寄与し、前期比13.4%増益。内部留保より33百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,540円と前期比13.8%増となった。 期末のポートフォリオは119物件、資産規模(取得額合計)は7,658億円、有利子負債比率は45.5%。 併せて大阪・心斎橋のホテルと新横浜のオフィスビルを取得することを発表した。2物件の取得額は計317.66億円。 「ホリデイ・インエクスプレス・大阪シティセンター御堂筋」は、大阪メトロ本町駅より徒歩3分に位置する、2019年竣工、21階建の宿泊特化型ホテル。取得額は225.16億円。 「プライム新横浜ビル」は、東海道新幹線新横浜駅より徒歩3分に位置する、1995年竣工、10階建のオフィスビル。取得額は92.5億円。 第48期(2026年2月期)は、上記2物件の他、「天神ノースフロントビル」を追加取得、「青山サンクレストビル」を追加売却する。賃貸収入の増加、物件売却益2,745百万円が寄与し、前期比11.9%増益を見込む。841百万円を内部留保し、また投資口2分割に伴い、1口当たり分配金は2,380円(分割前換算4,760円)となる見通し。 第49期(2026年8月期)は、引き続き「天神ノースフロントビル」を追加取得、「青山サンクレストビル」を追加売却する。固都税や融資関連費用が増加するが、賃貸収入の増加、修繕費の減少により、前期予想比0.8%増益を見込む。841百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,400円となる見通し。 引き続き既存物件の内部成長と、オフィスやホテルを中心とした物件取得により、年率3%以上の1口当たり巡航分配金の成長を目指す。
| 第47期実績 | 第48期予想 | 前期比 | 第49期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 28,423百万円 | 31,063百万円 | 9.3% | 31,416百万円 | 1.1% |
| 当期利益 | 12,496百万円 | 13,978百万円 | 11.9% | 14,091百万円 | 0.8% |
| 分配金総額 | 12,530百万円 | 13,137百万円 | 4.8% | 13,250百万円 | 0.9% |
| 1口当たり分配金 | 4,540円 | 2,380円 | - | 2,400円 | 0.8% |
| <取得> | ※第48期より投資口2分割 | ||||
| 物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 鑑定NOI 利回り |
還元利回り | 売主 |
| ホリデイ・インエクスプレス・大阪 シティセンター御堂筋 |
大阪府大阪市 | 22,516百万円 | 4.61% | 3.50% | 非開示 |
| プライム新横浜ビル | 神奈川県横浜市 | 9,250百万円 | 4.24% | 3.40% | 非開示 |
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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