(2019/05/10)
スターアジア不動産投資法人(SAI)のスポンサーであるスターアジアグループが、SAIとさくら総合リート投資法人(SSR)の合併を提案したことを発表した。 スターアジアグループであるライオンパートナーズ合同会社は、SSRの投資口3.59%を保有する投資主であり、投資主総会招集権を有する。同社がSSRに対し、合併提案の推進を目的とし、執行役員及び資産運用会社の交代を議案とする投資主総会の開催請求を行った。 SAIは2016年4月上場、現在の資産規模は1,023億円、一方、SSRは2016年9月上場、現在の資産規模は560億円。ともに総合型であり、中規模の物件であるポートフォリオの親和性が高いこと、分配金利回りが拮抗しており、両者の合併によるメリットが共有できるとする。 合併の効果として、資産規模が単純計算で1,584億円となり、規模拡大によるメリットに加え、資産運用報酬の低下や運用効率向上によるコスト削減を背景とした分配金の増加を挙げる。 またSSRの運用の課題を指摘する。分配金水準の低下、資産運用報酬の高水準、投資口価格の低迷により外部成長が難しい点、過去に増資出来なかった際のコスト発生により物件売却益を投資主に還元出来なかった点から投資主利益が毀損していると指摘し、合併により投資主利益の向上を図るとする。 合併提案のプロセスとして、投資主総会開催請求に基づき、7月に投資主総会を実施予定。議案が承認された場合、SSRの執行役員及び資産運用会社が交代し、9月頃に合併契約を締結、11月~12月頃に合併承認を議案とする投資主総会を開催、2020年2月頃に合併の流れを想定する。 これを受け、SSRは今後の対応方針について検討次第公表する予定。
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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