(2025/04/21)
ラサールロジポート投資法人が、第18期(2025年2月期)決算を発表した。 第18期は、匿名組合出資や優先出資を行う一方、「ロジポート流山B棟」12.5%を追加売却した。売却益の増加、修繕費や減価償却費等の減少により、前期比0.5%増益。自己投資口により投資口数が3%減少。継続的な利益超過分配の他、想定していた自己投資口取得による増配分を利益超過分配として上乗せし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,005円と前期比10.5%増となった。 期末のポートフォリオは23物件、資産規模(取得額合計)は3,742億円、有利子負債比率は43.0%。 併せて「ロジポート狭山日高」を、第一生命と共同出資するSPCへ2026年2月に売却することを発表した。売却額は70億円。想定売却益は7.19億円。直接保有から間接保有へ切り替えることで、売却益の実現と継続運用を両立することを目的とする。 更に匿名組合出資持分1件を取得する。対象となる資産は、ロジポート名古屋とロジポート川崎ベイ。 併せて自己投資口の取得を発表した。3期連続となる。取得する投資口数は上限29,000口(発行済投資口数の1.6%)、取得総額は上限40億円。取得期間を10月14日までとし、8月29日までに取得した投資口は8月29日に消却する予定。 第19期(2025年8月期)は、「ロジポート流山B棟」と「ロジポート川越」を売却する。物件売却益1,551百万円が寄与し、前期比2.4%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,829円と4.4%減となる見通し。 第20期(2026年2月期)は、「ロジポート川越」の残70%を売却する。売却益の減少により、前期9.8%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,474円となる見通し。なお、今回発表した自己投資口取得による影響は業績予想に織り込んでいない。 引き続き賃料増額による内部成長、物件売却益の還元、匿名組合出資、自己投資口取得を継続し、資本コスト及び投資口価格を意識した運用を行う方針。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,757百万円 | 13,172百万円 | 3.3% | 12,246百万円 | ▲7.0% |
当期利益 | 6,337百万円 | 6,486百万円 | 2.4% | 5,851百万円 | ▲9.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,500円 | 3,582円 | 2.3% | 3,231円 | ▲9.8% |
1口当たり利益超過分配金 | 505円 | 247円 | ▲51.1% | 243円 | ▲1.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,005円 | 3,829円 | ▲4.4% | 3,474円 | ▲9.3% |
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 売却益 | 売却先 | |
ロジポート狭山日高 | 埼玉県日高市 | 7,000百万円 | 719百万円 | 合同会社DL狭山日高 | |
<取得> | |||||
物件名称 | 対象物件 | 出資額 | 売主 | ||
合同会社DL狭山日高(匿名組合出資持分) | ロジポート狭山日高 | 350百万円 | 合同会社DL狭山日高 | ||
名古屋川崎プロパティーズ合同会社(匿名組合出資持分) | ロジポート名古屋 ロジポート川崎ベイ |
3,700百万円 | 名古屋川崎プロパティーズ合同会社 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | 日本ホテル&レジデンシャル | +2.70% |
---|---|---|
2 | 日本都市ファンド | +1.60% |
3 | ジャパン・ホテル | +1.01% |
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