(2025/10/21)
ラサールロジポート投資法人が、第19期(2025年8月期)決算を発表した。 第19期は、匿名組合出資持分等を取得、「ロジポート川越」の一部等2物件を売却した。賃貸収益は減少したが、物件売却益1,565百万円やSPCの償還益計上により、前期比3.6%増益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、また自己投資口の消却により投資口数0.8%減少により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,910円となった。 期末のポートフォリオは23物件、資産規模(取得額合計)は3,673億円、有利子負債比率は43.2%。 併せて仙台扇町物流センター等4物件を裏付資産とするSPCの優先出資証券及び特定社債を取得することを発表した。優先出資証券の取得額は833百万円、特定社債の取得額は3,000百万円。これに伴い対象資産の優先交渉権を得る。 また自己投資口の取得を行うことを発表した。取得する投資口数は上限71,500口(発行済投資口数の4.0%)、取得総額は上限100億円。取得期間は2026年10月までの1年間を予定。 第20期(2026年2月期)は、「ロジポート川越」の残り70%を売却する。物件売却に伴う賃貸収益の減少、物件売却益の減少により、前期比11.3%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、また自己投資口の消却により投資口数1.7%減少を織り込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,552円となる見通し。 第21期(2026年8月期)は、「ロジポート狭山日高」を売却する。物件売却益の減少により、前期予想比4.6%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、また自己投資口の消却により投資口数2.0%減少を織り込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,464円となる見通し。 引き続き賃料増額による内部成長、物件売却益の還元、匿名組合出資、自己投資口取得を継続し、資本コスト及び投資口価格を意識した運用を行う方針。
| 第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 13,236百万円 | 12,374百万円 | ▲6.5% | 12,017百万円 | ▲2.9% |
| 当期利益 | 6,567百万円 | 5,825百万円 | ▲11.3% | 5,557百万円 | ▲4.6% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,657円 | 3,300円 | ▲9.8% | 3,211円 | ▲2.7% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 253円 | 252円 | ▲0.4% | 253円 | 0.4% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,910円 | 3,552円 | ▲9.2% | 3,464円 | ▲2.5% |
| <優先出資証券・特定社債> | |||||
| 資産名称 | LLHC特定目的会社(優先出資証券・特定社債) | ||||
| 対象不動産 | 仙台扇町物流センター等4物件 | ||||
| 対象不動産の所在地 | 宮城県仙台市、他 | ||||
| 対象不動産の鑑定価格合計 | - | ||||
| 取得額(優先出資証券及び社債) | 合計3,833百万円(優先出資証券:833百万円、特定社債:3,000百万円) | ||||
| 出資持分の取得日 | 2025年12月10日・12日 | ||||
| 優先交渉期限 | - | ||||
| 売主 | LLHC特定目的会社 | ||||
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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