(2020/02/20)
ジャパン・ホテル・リート投資法人が、第20期(2019年12月期)決算を発表した。 第20期は、期初に投資口の追加発行を行い、「ヒルトン東京お台場」「ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋」を取得。これに伴い固定賃料収入は増加したが、前期の物件売却益の反動減、一部地域のホテル供給過剰や日韓情勢悪化に伴う訪日韓国人の減少により、変動賃料収入が減少。当期利益は前期比5.7%減となった。一時差異等調整積立金より1,176百万円を取崩すも、投資口数11.3%増により、1口当たり分配金は3,690円と前期比5.1%減となった。 期末のポートフォリオは43物件、資産規模(取得額合計)は3,745億円、有利子負債比率は40.6%。なお、変動賃料割合は39.5%と前期の43.8%から4.3%低下した。 第21期(2020年12月期)は、なんばオリエンタルホテルで大規模改修工事を予定するが、前期に取得したヒルトン東京お台場の通期稼働、またオリンピック開催に伴い2020年下期のホテル売上げ改善、変動賃料の増加を想定し、前期比9.7%増益を見込む。一時差異等調整積立金より496百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,750円と、前期比1.6%増となる見通し。変動賃料割合は40%を想定。なお、本業績予想に新型コロナウイルスの影響は織り込んでいない。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 28,278百万円 | 29,971百万円 | 6.0% |
当期利益 | 15,290百万円 | 16,238百万円 | 6.2% |
分配金総額 | 16,466百万円 | 16,733百万円 | 1.6% |
1口当たり分配金 | 3,690円 | 3,750円 | 1.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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