(2016/02/24)
ジャパン・ホテル・リート投資法人が、第16期(平成27年12月期)決算を発表した。第16期は、投資口の追加発行を2回行い「アクティブインターシティ広島」等ホテル9棟を取得する一方、3棟を売却。9棟取得による賃貸収益に加え、売上げ増加に伴う変動賃料の増加、物件売却益305百万円計上により、前期比61%増益。内部留保より60百万円を取り崩し、投資口数が12.6%増加するも、1口当たり分配金は2,975円と前期を38.1%上回った。期末のポートフォリオは36棟、資産規模(取得額合計)は2,257億円、有利子負債比率は42.8%。賃貸収入全体に対する変動賃料割合は前期の28.9%から39.5%へ大幅上昇。第17期(平成28年12月期)は、期初に投資口の追加発行を行い「カンデオホテルズ上野公園」と「ホテルセントラーザ博多」を取得。前期の物件売却益がなくなるが、前期に取得した物件の通期稼働、変動賃料の増加等により、前期比17.3%増益を見込む。内部留保より119百万円を取り崩し、投資口数が5.7%増加するも1口当たり分配金は3,318円と前期を11.5%上回る見通し、なお、変動賃料割合は41.4%を見込む。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,343百万円 | 20,836百万円 | 20.1% |
当期利益 | 9,294百万円 | 10,904百万円 | 17.3% |
分配金総額 | 9,354百万円 | 11,024百万円 | 17.9% |
1口当たり分配金 | 2,975円 | 3,318円 | 11.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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