(2011/07/05)
ケネディクス不動産投資法人(KRI)が投資口の追加発行を行う。発行口数は51,400口(うち国内22,250口、海外29,150口)及びオーバーアロットメントによる売出1,600口。海外募集割合が50%超となるが、平成23年税制改正にて投資口の国内募集割合50%超の要件が増資毎でなく投資口合計の判定となり、海外資金調達の規制が緩和された。KRIの発行後の投資口数は最大で22%増の286,550口となる見込み。152億円を調達し、併せて発表した4棟取得及び借入金の返済に充当する。取得する4棟は都内のオフィスビル、取得額計142億円。これに伴い第13期(平成23年10月期)業績予想を修正。4棟取得により従来予想比8.9%増益となるが、投資口数の増加及びKDX平河町の売却益のうち130百万円を内部留保することにより、1口当たり分配金は9,300円と増資前予想の6%減となる見通し。続く第14期(平成24年4月期)は、前期の物件売却益がなくなることから前期予想比11%減益、内部留保195百万円を取り崩し、1口当たり分配金は9,300円と前期と同水準となる見通し。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
共同ビル(飯田橋) | 新宿区下宮比町 | 4,670百万円 | 5.00% | ギガ・フォー特定目的会社 |
Ps東品川ビル | 品川区東品川 | 4,590百万円 | 5.20% | 合同会社アルカディアオフィス |
日本橋第二ビル | 中央区日本橋箱崎町 | 2,710百万円 | 5.30% | 非開示 |
共同ビル(新日本橋) | 中央区日本橋本町 | 2,300百万円 | 4.80% | ギガ・フォー特定目的会社 |
合計 | 14,270百万円 | |||
第13期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 8,964百万円 | 8,647百万円 | 3.7% | |
当期利益 | 2,798百万円 | 2,570百万円 | 8.9% | |
分配金(/1口) | 9,300円 | 9,900円 | ▲6.1% | |
第14期予想 | ||||
営業収益 | 8,458百万円 | |||
当期利益 | 2,471百万円 | |||
分配金(/1口) | 9,300円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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