(2025/12/17)
KDX不動産投資法人が、第41期(2025年10月期)決算を発表した。 第41期は、「ホテルJALシティ名古屋錦」等2物件を取得、「COMBOX光明池」等4物件を売却した。前期に取得した物件の通期稼働、既存物件の増収により、前期比0.7%増益。一時差異等調整積立金より622百万円を取り崩す一方、1,014百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,105円と前期比1.5%増となった。 期末のポートフォリオは342物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,884億円、有利子負債比率は45.1%。 併せて「イーアス高尾」と「KDXロジスティクス昭島Ⅰ」を取得することを発表した。2物件の取得額は計324.37億円。 第42期(2026年4月期)は、新規物件の収益が寄与するが、前期の物件売却益がなくなることや支払利息の増加により、前期比7.3%減益を見込む。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計1,095百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,166円と前期比1.5%増となる見通し。 第43期(2026年10月期)は、前期に取得した物件の通期稼働により、前期予想比0.2%増益を見込む。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より1,307百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,227円と前期予想比1.5%増となる見通し。 2024年12月に掲げた1口当たり分配金目標4,200円が視野に入ったことから、今後は資産規模1兆5,000億円を目指し、外部成長と内部成長、物件売却による売却益や負ののれんの内部留保を活用し、1口当たり分配金年率3%以上の成長で、4,500円の早期達成を目標とする。
| 第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 39,877百万円 | 38,936百万円 | ▲2.4% | 40,008百万円 | 2.8% |
| 当期利益 | 16,976百万円 | 15,734百万円 | ▲7.3% | 15,768百万円 | 0.2% |
| 分配金総額 | 16,580百万円 | 16,829百万円 | 1.5% | 17,075百万円 | 1.5% |
| 1口当たり分配金 | 4,105円 | 4,166円 | 1.5% | 4,227円 | 1.5% |
| <取得> | |||||
| 物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
| イーアス高尾 | 東京都八王子市 | 26,300百万円 | 4.10% | 非開示 | |
| KDXロジスティクス昭島Ⅰ | 東京都昭島市 | 6,137百万円 | 3.70% | SMFLみらいパートナーズ(株) | |
| 合計 | 32,437百万円 | ||||
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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