(2023/08/17)
日本プライムリアルティ投資法人が、第43期(2023年6月期)決算を発表した。 第43期は、「御茶ノ水ソラシティ」等3物件を取得する一方、「JPRクレスト竹橋ビル」を売却した。フリーレントを反映した賃料稼働率は96.4%と前期より0.9ポイント上昇した。これにより賃料収入は増加したが、物件売却益や原状回復費収入の減少、固都税の増加等により、前期比4.4%減益。520百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,600円と前期比1.9%減となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模(取得額合計)は4,970億円、有利子負債比率は40.3%。また、サブスポンサーの3社が撤退し、東京建物の単独スポンサーとなった。 第44期(2023年12月期)は、賃料稼働率が96.7%と前期より0.3ポイント上昇する想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比10.4%減益。内部留保より318百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円と下限分配金を維持する見通し。 第45期(2024年6月期)は、賃料収入の増加や修繕費の減少により、前期予想比0.3%増益を見込む。内部留保より299百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円となる見通し。 稼働率回復に伴い、売却益を含まない巡航ベースの1口当たり利益は第43期をボトムとして回復する予定。内部留保を活用して1口当たり分配金7,600円を維持しながら、巡航ベースの1口当たり利益7,600円の早期達成を目指す。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 18,173百万円 | 17,396百万円 | ▲4.3% | 17,278百万円 | ▲0.7% |
当期利益 | 8,098百万円 | 7,259百万円 | ▲10.4% | 7,279百万円 | 0.3% |
分配金総額 | 7,578百万円 | 7,578百万円 | 0.0% | 7,578百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 7,600円 | 7,600円 | 0.0% | 7,600円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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