(2025/02/17)
日本ビルファンド投資法人が、第47期(2024年12月期)決算を発表した。 第47期は、「興和西新橋ビルB棟」を追加取得する一方、「つくば三井ビルディング」を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.0%と前期より0.2ポイント上昇。またテナント入替えが寄与し賃貸収入はプラスに転じた。既存物件の賃料増額や前期に取得した物件の通期稼働が寄与したが、物件売却益の減少や建物管理費の増加により、前期比2.9%減益。差引き1,727百万円を内部留保とし、更に投資口5分割により、1口当たり分配金は2,462円(分割前換算12,310円)となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模(取得額合計)は1兆4,579億円、有利子負債比率は42.4%。 併せて「Dタワー富山」を6月に取得することを発表した。物件は北陸新幹線富山駅より徒歩3分に位置する、2024年2月竣工、7階建のオフィスビル。取得額は90億円。 第48期(2025年6月期)は、「Dタワー富山」の他、「横浜三井ビルディング」を取得する一方、「NBF虎ノ門ビル」の建物部分と「芝NBFタワー」を売却する。引き続き既存物件の賃料増額が寄与するが、物件売却益の減少、固都税や支払利息の増加等により、当期利益は前期と同水準を見込む。芝NBFタワーの売却益のうち2,242百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,400円となる見通し。 第49期(2025年12月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比19.3%減益を見込むが、内部留保より2,122百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円と前期予想と同額となる見通し。 新たに分配方針を設定した。物件入替えによる売却益や内部留保を活用し、1口当たり利益の10%を継続的に分配金に加算する。1口当たり利益2,200円、1口当たり分配金2,400円を早期に達成し、更なる分配成長を目指す。
第47期実績 | 第48期予想 | 前期比 | 第49期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 50,810百万円 | 50,600百万円 | ▲0.4% | 47,311百万円 | ▲6.5% |
当期利益 | 22,666百万円 | 22,656百万円 | ▲0.0% | 18,289百万円 | ▲19.3% |
分配金総額 | 20,939百万円 | 20,411百万円 | ▲2.5% | 20,411百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,462円 | 2,400円 | ▲2.5% | 2,400円 | 0.0% |
<取得> | |||||
物件名称 | Dタワー富山 | ||||
所在地 | 富山県富山市牛島町 | ||||
取得金額 | 9,000百万円 | ||||
想定NOI利回り | 5.0% | ||||
還元利回り | 4.6% | ||||
竣工時期 | 2024年2月29日 | ||||
取得日 | 2025年6月30日 | ||||
売主 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。