(2020/10/09)
日本ビルファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2014年3月以来6年半ぶり。 発行口数は229,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は11,500口。これにより発行後の投資口数は17%増の1,652,500口となる予定。 調達額は1,402億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は「新宿三井ビルディング」「グラントウキョウサウスタワー」、2物件の取得額は計2,170億円。来年1月にスポンサーである三井不動産より取得する。 新宿三井ビルディングは、西新宿の高層ビルの一つである、1974年竣工、56階建。取得額は1,700億円。 グラントウキョウサウスタワーは、東京駅に直結する、2007年竣工、42階建。5階~9階の区分所有権(専有面積持分割合13.33%)を取得する。取得額は470億円。 本物件取得後及び公表済の物件売却後のポートフォリオ全体の規模は1兆3,845億円となる。 これらに伴い、第39期(2020年12月期)及び第40期(2021年6月期)業績予想を修正。 第39期は、投資口発行費用の計上により、8月に公表した業績予想に対し、1.7%減益となる。当初予定していた内部留保を行わず、更に1,860百万円を内部留保より取崩すことによって、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は11,000円を維持する見込み。 第40期は、上記2物件の賃貸収益を反映し、前回予想比26%増益を見込む。当初予定していた内部留保額539百万円から1,527百万円へ増額するが、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は11,330円と3%増加する見通し。 なお、第40期末の有利子負債比率は41.6%程度を想定。
<取得> | |||
物件名称 | 新宿三井ビルディング | ||
所在地 | 東京都新宿区西新宿 | ||
取得金額 | 170,000百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 4.2% | ||
還元利回り | 3.3% | ||
竣工時期 | 1974年9月30日 | ||
取得日 | 2021年1月8日 | ||
売主 | 三井不動産(株) | ||
<取得> | |||
物件名称 | グラントウキョウサウスタワー(専有面積持分割合13.33%) | ||
所在地 | 東京都千代田区丸の内 | ||
取得金額 | 47,000百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 3.0% | ||
還元利回り | 2.8% | ||
竣工時期 | 2007年10月10日 | ||
取得日 | 2021年1月8日 | ||
売主 | 三井不動産(株) | ||
第39期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 41,732百万円 | 41,732百万円 | 0.0% |
当期利益 | 16,318百万円 | 16,604百万円 | ▲1.7% |
分配金総額 | 18,178百万円 | 15,532百万円 | 17.0% |
1口当たり分配金 | 11,000円 | 11,000円 | 0.0% |
第40期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 46,435百万円 | 40,506百万円 | 14.6% |
当期利益 | 20,250百万円 | 16,071百万円 | 26.0% |
分配金総額 | 18,723百万円 | 15,532百万円 | 20.5% |
1口当たり分配金 | 11,330円 | 11,000円 | 3.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。