(2025/11/12)
日本ホテル&レジデンシャル投資法人(NHR)が、投資口の追加発行を行う。NHRの公募増資は1年ぶり。 発行口数は115,509口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,775口。これにより発行後の投資口数は39%増の432,307口となる予定。調達額は92億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。なお、新規に発行する115,509口のうち8,500口(7.4%相当)をスポンサーであるアパホールディングスが取得する。 併せて「アパホテルなんば北 心斎橋駅前」等、ホテル4物件、住宅4物件を取得することを発表。計8物件の取得額は計197.4億円。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は40%増の689億円となり、内訳は、アパホテルを含むビジネスホテルが27%、住宅が30%へ上昇する一方、旧スポンサーの運営する大江戸温泉施設は42%へ低下する。 これらに伴い業績予想を修正。 第19期(2025年11月期)は、9月に取得した「レジデンス幕張アリーナシティ」の収益、ホテルの変動賃料増加により、7月に公表した業績予想に対し4.2%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,455円となる見通し。 上記の公募増資及び物件取得が反映される第20期(2026年5月期)は、新規取得物件の収益、ホテルの変動賃料増加により、前回予想比42%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,008円と2%増となる見通し。 更に第21期(2026年11月期)業績予想を公表。営業費用が増加するが、金融コストの減少により、前期予想比0.8%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,027円となる見通し。 引き続きビジネスホテルと住宅をバランス良く取得し、資産規模2,000億円を中期目標に掲げる。
| 第19期予想 | (修正前) | 増減率 | |
| 営業収益 | 1,877百万円 | 1,841百万円 | 2.0% |
| 当期利益 | 760百万円 | 729百万円 | 4.3% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まず) |
2,445円 | 2,346円 | 4.2% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 10円 | 10円 | 0.0% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,455円 | 2,356円 | 4.2% |
| 第20期予想 | (修正前) | 増減率 | |
| 営業収益 | 2,261百万円 | 1,703百万円 | 32.8% |
| 当期利益 | 865百万円 | 608百万円 | 42.3% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まず) |
2,001円 | 1,958円 | 2.2% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 7円 | 10円 | ▲30.0% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,008円 | 1,968円 | 2.0% |
| 第21期予想 | (第20期予想) | 増減率 | |
| 営業収益 | 2,269百万円 | 2,261百万円 | 0.4% |
| 当期利益 | 872百万円 | 865百万円 | 0.8% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まず) |
2,020円 | 2,001円 | 0.9% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 7円 | 7円 | 0.0% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,027円 | 2,008円 | 0.9% |
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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