(2024/10/17)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第18期(2024年8月期)決算を発表した。 第18期は、「Landport多摩」等6物件を取得する一方、「晴海トリトンオフィスタワーY棟」等3物件を売却した。既存物件の賃料増加や物件売却益5,292百万円が寄与し、前期比36.5%増益。のれん償却費等を加算する一方、物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は3,450円と前期比1.1%増となった。 期末のポートフォリオは293物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,020億円、有利子負債比率は44.1%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口の取得は2期連続、2回目となる。取得する投資口数は上限25,000口(発行済投資口数の0.54%)、取得総額は上限30億円。取得した投資口は全て2025年1月に消却する予定。 第19期(2025年2月期)は、「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」「ホテル・アンドルームス新大阪」を取得、「NMF新宿南口ビル」を売却する。既存物件の賃料増加が寄与するが、物件売却益が減少するため、前期比9.4%減益を見込む。のれん償却費等を加算する一方、物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は3,446円となる見通し。 第20期(2025年8月期)は、賃貸収入は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比16.9%減益を見込む。のれん償却費等を加算、また内部留保より一部を取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,509円となる見通し。 なお、自己投資口の取得及び消却による影響は業績予想に反映していない。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 45,081百万円 | 43,278百万円 | ▲4.0% | 40,187百万円 | ▲7.1% |
当期利益 | 17,688百万円 | 16,026百万円 | ▲9.4% | 13,321百万円 | ▲16.9% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
16,102百万円 | 16,084百万円 | ▲0.1% | 16,378百万円 | 1.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,450円 | 3,446円 | ▲0.1% | 3,171円 | ▲8.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 0円 | - | 338円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,450円 | 3,446円 | ▲0.1% | 3,509円 | 1.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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