(2024/04/17)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第17期(2024年2月期)決算を発表した。 第17期は、「ホテルウイングインターナショナルプレミアム京都三条」等4物件を取得、「プライムアーバン上前津」等3物件を売却した。PM報酬や水道光熱費が減少したが、既存物件の減収や物件売却益の減少により、前期比22%減益。のれん償却費等を利益超過分配として加算する一方、物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,414円と前期比0.4%増となった。 期末のポートフォリオは291物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,035億円、有利子負債比率は43.9%。 第18期(2024年8月期)は、「ホテルウイングインターナショナルプレミアム金沢駅前」等3物件を取得、「野村不動産上野ビル」等2物件を売却する。賃貸収益及び物件売却益の増加により、前期比2.4%増益を見込む。のれん償却費等を利益超過分配金として加算し、1口当たり分配金(利益超過 分配金含む)は3,302円と3.3%減となる見通し。 第19期(2025年2月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比1.7%減益を見込む。のれん償却費等を利益超過分配金として加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,378円と前期予想比2.3%増となる見通し。 引き続きオフィスの投資比率の低減を図る。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 39,375百万円 | 40,541百万円 | 3.0% | 39,850百万円 | ▲1.7% |
当期利益 | 12,958百万円 | 13,272百万円 | 2.4% | 13,042百万円 | ▲1.7% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
16,097百万円 | 15,569百万円 | ▲3.3% | 15,927百万円 | 2.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,890円 | 2,810円 | ▲2.8% | 2,766円 | ▲1.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 524円 | 492円 | ▲6.1% | 612円 | 24.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,414円 | 3,302円 | ▲3.3% | 3,378円 | 2.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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