(2021/03/17)
森ヒルズリート投資法人が、第29期(2021年1月期)決算を発表した。 第29期は、投資口の追加発行を行い、「虎ノ門ヒルズ森タワー」持分を追加取得した。これにより前期比2.6%増益。投資口数が2.2%増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,909円と前期比0.4%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,029億円、有利子負債比率は45.8%。マーケット全体の空室率が上昇するなか、オフィスの稼働率は99.6%と高水準を維持する。 第30期(2021年7月期)は、物件取得はない前提。前期に取得した物件が通期寄与するが、オフィス及び住宅の減収、修繕費等の増加により営業利益ベースでは前期比0.3%減益を想定。一方、支払利息の減少により、当期利益は前期を僅かに上回り、1口当たり分配金は2,910円となる見通し。 第31期(2022年1月期)は、「虎ノ門ヒルズ森タワー」を追加取得。一方、「六本木ヒルズ森タワー」の一部の契約更新で固定賃料が13.4%減額となる。賃料減額分を新規物件取得で補い、当期利益は前期予想と同水準を見込み、1口当たり分配金は2,910円となる見通し。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,820百万円 | 9,820百万円 | 0.0% | 9,899百万円 | 0.8% |
当期利益 | 5,575百万円 | 5,577百万円 | 0.0% | 5,577百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,838円 | 2,910円 | 2.5% | 2,910円 | 0.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 71円 | 0円 | ▲100.0% | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,909円 | 2,910円 | 0.0% | 2,910円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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