(2025/09/12)
森ヒルズリート投資法人が、第38期(2025年7月期)決算を発表した。 第38期は、「虎ノ門ヒルズ森タワー」の持分を追加取得する一方、「ラフォーレ原宿」の底地(共有持分7%)を追加売却した。 物件売却益が増加したが、修繕費や支払利息の増加により、前期比1.1%減益。265百万円を内部留保する一方、自己投資口の消却により投資口数が1.6%減少し、1口当たり分配金は3,090円と前期比0.3%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,079億円、有利子負債比率は46.1%。 併せて「虎ノ門ヒルズ森タワー」の持分を追加取得することを発表した。今回の取得額は96.69億円。 更に、スポンサーである森ビルグループとの賃貸借契約の賃料改定時期を迎え、ラフォーレ原宿(底地)の賃料を10月より8.9%増額する一方、アーク森ビルの賃料を2026年2月より平均2.94%減額する。六本木ヒルズ森タワーは同額更新。 第39期(2026年1月期)は、上記物件取得の他、「ラフォーレ原宿」底地(共有持分7%)を追加売却する。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比0.6%増益を見込む。284百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,100円となる見通し。 第40期(2026年7月期)は、「ラフォーレ原宿」底地を追加売却する予定(未契約)。アーク森ビルの賃料減額が影響するが、前期に取得した物件の通期稼働、修繕費の減少等により、前期予想比0.9%増益を見込む。337百万円を内部留保とし、1口当たり分配金3,100円と前期予想と同額となる見通し。 第40期までの成長目標として、1口当たり分配金3,100円以上、分配金年成長率(売却益除く)+2%以上を掲げ、NAV倍率1倍への回復を目指す。
| 第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 11,223百万円 | 11,399百万円 | 1.6% | 11,434百万円 | 0.3% |
| 当期利益 | 6,093百万円 | 6,132百万円 | 0.6% | 6,185百万円 | 0.9% |
| 分配金総額 | 5,828百万円 | 5,847百万円 | 0.3% | 5,847百万円 | 0.0% |
| 1口当たり分配金 | 3,090円 | 3,100円 | 0.3% | 3,100円 | 0.0% |
| <取得> | |||||
| 物件名称 | 虎ノ門ヒルズ森タワー(専有面積持分割合約1.7%) | ||||
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門 | ||||
| 取得金額 | 9,669百万円 | ||||
| 想定NOI利回り | 3.0% | ||||
| 還元利回り | 2.4% | ||||
| 竣工時期 | 2014年5月1日 | ||||
| 取得日 | 2025年12月1日 | ||||
| 売主 | 森ビル(株) | ||||
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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