(2021/02/17)
ジャパンエクセレント投資法人が、第29期(2020年12月期)決算を発表した。 第29期は「JEI西本町ビル」の持分残を売却。前期に取得した物件が通期寄与する一方、物件売却益の減少や修繕費の増加により、前期比23.8%減益。232百万円を内部留保するが、1口当たり分配金は3,000円と前期比1.4%増となった。 期末のポートフォリオは34物件、資産規模(取得額合計)は2,723億円、有利子負債比率は42.7%。期末にテナント解約が増加した結果、期中平均稼働率は98.8%と前期比0.7%減となった。 第30期(2021年6月期)は、景気悪化やリモートワークによるオフィス需要の減退リスクを反映し、期中平均稼働率を97.6%と想定。空室期間及びフリーレントの長期化、前期の物件売却益がなくなること等により、前期比9.2%減益を見込む。内部留保より40百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は2,910円と前期比3%減となる見通し。 第31期(2021年12月期)は、期中平均稼働率を95.4%と保守的に想定。これにより前期予想比9.7%減益を見込む。内部留保より135百万円を取崩すが、1口当たり分配金は2,700円と前期予想比7.2%減となる見通し。 今後は資産拡大期と認識し、スポンサーの開発物件を中心とした外部成長による増配を目指す意向。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,043百万円 | 10,574百万円 | ▲4.2% | 10,321百万円 | ▲2.4% |
当期利益 | 4,290百万円 | 3,896百万円 | ▲9.2% | 3,517百万円 | ▲9.7% |
分配金総額 | 4,059百万円 | 3,937百万円 | ▲3.0% | 3,653百万円 | ▲7.2% |
1口当たり分配金 | 3,000円 | 2,910円 | ▲3.0% | 2,700円 | ▲7.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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