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大和証券オフィス投資法人が第39期決算、匿名組合出資持分の取得、自己投資口の取得を発表

(2025/07/18)

大和証券オフィス投資法人(DOI)が、第39期(2025年5月期)決算を発表した。 第39期は、「Daiwa月島ビル」の30%を追加売却した。前期に取得した物件が通期寄与したが、物件売却益の減少により、前期比3%減益。422百万円を内部留保する一方、自己投資口の消却により投資口数が0.3%減少し、1口当たり分配金は6,920円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模(取得額合計)は4,683億円、有利子負債比率は44.6%。 併せて「新宿マインズタワー」の共有持分7分の1を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得することを発表。DOIは、本物件の共有持分7分の3を保有している。共有保有者として他の持分の優先交渉権を持っており、今回共有持分7分の1の売却意向を受けたが、DOIはその全てを取得することは難しいと判断し、匿名組合出資の形態で間接投資することを決定した。出資額は37.46億円(匿名組合出資総額の49.1%) またDOIは自己投資口を取得することを発表した。DOIの自己投資口の取得は7回目となる。取得する投資口数は上限13,000口(発行済投資口数の1.38%)、取得総額は上限30億円。取得した投資口は全て2025年11月期中に消却する予定。 第40期(2025年11月期)は、「Daiwa月島ビル」の残り30%を売却する。既存物件の賃貸収入が増加するが、売却益の減少、支払利息の増加等により、前期比5.9%減益を見込む。内部留保より65百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,000円と前期比1.2%増となる見通し。 第41期(2026年5月期)は、引き続き既存物件の賃貸収入が増加、修繕費が減少するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比1.2%減益を見込む。内部留保より141百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,000円と前期予想と同額となる見通し。 なお、巡航ベースの1口当たり利益の目標値を策定した。2025年5月期現在6,418円に対し、年率+4.4%の成長により、2027年11月期に7,130円を目標とする。 引き続きポートフォリオの質向上を目的に従来と同様のペースで物件入替えを行う方針。

           
  第39期実績 第40期予想 前期比 第41期予想 前期比
営業収益 15,208百万円 15,108百万円 ▲0.7% 14,850百万円 ▲1.7%
当期利益 6,949百万円 6,536百万円 ▲5.9% 6,460百万円 ▲1.2%
分配金総額 6,526百万円 6,601百万円 1.1% 6,601百万円 0.0%
1口当たり分配金 6,920円 7,000円 1.2% 7,000円 0.0%
<匿名組合出資持分>      
資産名称 合同会社新宿マインズタワー 匿名組合出資持分    
対象不動産 新宿マインズタワー(共有持分7分の1)    
対象不動産の鑑定価格合計 23,566百万円    
出資額 3,746百万円    
出資持分の取得日 2025年7月30日    

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