(2025/12/15)
いちごオフィスリート投資法人が、第40期(2025年10月期)決算を発表した。 第40期は、「いちご富山駅西ビル」を売却した。物件売却益が前期より減少したため、前期比19.4%減益。101百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、また自己投資口の消却により投資口数1.1%減を反映し、1口当たり分配金は2,715円となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模(取得額合計)は2,181億円、有利子負債比率は51.0%。 第41期(2026年4月期)は、「いちご立川公園通りビル」を取得、「いちご・みらい信金ビル」を売却する。物件売却益の減少により、前期予想比16.2%減益を見込む。101百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,274円となる見通し。 第42期(2026年10月期)は、賃貸収入は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比12.3%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,062円となる見通し。 引き続きリニューアル等による資産価値及び収益向上、戦略的な物件売却を行う方針。
| 第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 9,271百万円 | 8,665百万円 | ▲6.5% | 8,369百万円 | ▲3.4% |
| 当期利益 | 4,171百万円 | 3,493百万円 | ▲16.3% | 3,065百万円 | ▲12.3% |
| 分配金総額 | 4,175百万円 | 3,498百万円 | ▲16.2% | 3,171百万円 | ▲9.3% |
| 1口当たり分配金 | 2,715円 | 2,274円 | ▲16.2% | 2,062円 | ▲9.3% |
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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