(2025/06/16)
いちごオフィスリート投資法人が、第39期(2025年4月期)決算を発表した。 第39期は、「いちご西本町ビル」等5物件を売却した。前期に取得した物件の通期稼働、物件売却益2,012百万円が寄与し、前期比26.8%増益。101百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,330円と前期比23.7%増となった。 期末のポートフォリオは87物件、資産規模(取得額合計)は2,197億円、有利子負債比率は50.3%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。IORの自己投資口の取得は、2021年以来2回目となる。取得する投資口数は上限50,000口(発行済投資口数の3.22%)、取得総額は上限25億円。取得した投資口数は2025年10月期中に消却する予定。 第40期(2025年10月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期比42%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,992円となる見通し。 第41期(2026年4月期)は、リニューアル実施による賃料増額が寄与し、前期予想比3.2%増益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,053円となる見通し。 なお、自己投資口の取得による業績予想への影響は織り込んでいない。 引き続きリニューアル等による資産価値及び収益向上、戦略的な物件売却を行い、年平均8%以上のトータルリターンを目指す。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,235百万円 | 8,141百万円 | ▲20.5% | 8,213百万円 | 0.9% |
当期利益 | 5,173百万円 | 2,992百万円 | ▲42.2% | 3,087百万円 | 3.2% |
分配金総額 | 5,177百万円 | 3,098百万円 | ▲40.2% | 3,193百万円 | 3.1% |
1口当たり分配金 | 3,330円 | 1,992円 | ▲40.2% | 2,053円 | 3.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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