(2024/12/16)
いちごオフィスリート投資法人が、第38期(2024年10月期)決算を発表した。 第38期は、スポンサーグループを割当先とする第三者割当増資を行い、「いちご五反田ウエストビル」等オフィスビル6物件を取得する一方、「いちご九段二丁目ビル」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益1,051百万円が寄与し、前期比22.8%増益。物件売却益を全額分配、更に一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、投資口数が2.7%増加するも、1口当たり分配金は2,692円と前期比22.4%増となった。 期末のポートフォリオは92物件、資産規模(取得額合計)は2,251億円、有利子負債比率は50.6%。 第39期(2025年4月期)は、「フチュール和泉」等4物件を売却する。物件売却益の減少により、前期比9.9%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩す一方、101百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,368円と前期比12%減となる見通し。 第40期(2025年10月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比12.9%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,127円となる見通し。 引き続きリニューアル等による資産価値及び収益向上、戦略的な物件売却を行い、年平均8%以上のトータルリターンを目指す。また今後は自己投資口の取得を検討する等、投資主還元策を強化する構え。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,223百万円 | 9,322百万円 | 1.1% | 8,257百万円 | ▲11.4% |
当期利益 | 4,081百万円 | 3,678百万円 | ▲9.9% | 3,202百万円 | ▲12.9% |
分配金総額 | 4,185百万円 | 3,682百万円 | ▲12.0% | 3,308百万円 | ▲10.2% |
1口当たり分配金 | 2,692円 | 2,368円 | ▲12.0% | 2,127円 | ▲10.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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