(2022/12/15)
いちごオフィスリート投資法人が、第34期(2022年10月期)決算を発表した。 第34期は、「いちご東池袋三丁目ビル」を取得。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は95.8%と前期より0.8ポイント上昇した。またJCRの格付けがA+に向上した。前期の物件売却益がなくなったことや水光熱費の増加により、前期比18.7%減益。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は2,052円と前期より18%減となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模(取得額合計)は2,092億円、有利子負債比率は49.2%。 第35期(2023年4月期)は、「いちご丸の内サウスビル」を取得する一方、「いちご池之端ビル」を売却する。ポートフォリオの期中平均稼働率は96.5%と前期より0.7ポイント上昇する想定。水光熱費が増加するが、物件売却益4,392百万円が寄与し、前期比108%増益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩す一方、物件売却益より103百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,132円となる見通し。 第36期(2023年10月期)は、期中平均稼働率が97.3%と前期予想より0.8ポイント上昇する想定だが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比55%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,916円となる見通し。 引き続き当面の目標である稼働率97%以上、資産規模2,200億円以上、ESG評価認証であるGRESBのレーティングの向上を目指す。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,800百万円 | 12,253百万円 | 57.1% | 7,792百万円 | ▲36.4% |
当期利益 | 3,001百万円 | 6,251百万円 | 108.3% | 2,794百万円 | ▲55.3% |
分配金総額 | 3,105百万円 | 6,254百万円 | 101.4% | 2,900百万円 | ▲53.6% |
1口当たり分配金 | 2,052円 | 4,132円 | 101.4% | 1,916円 | ▲53.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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