(2021/06/14)
いちごオフィスリート投資法人が、第31期(2021年4月期)決算を発表した。 第31期は「いちご立川ビル」を取得。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.0%と前期より1.5ポイント低下。新規物件の収益が寄与する一方、稼働率低下による賃貸収入の減少、運用報酬や融資関連費用の増加等により、前期比5.8%減益。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、また自己投資口の取得により投資口数が1.2%減少し、1口当たり分配金は2,132円と前期比4.4%減となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模(取得額合計)は2,061億円、有利子負債比率は48.9%。 第32期(2021年10月期)は、期中平均稼働率が97.5%へ上昇する見込み。前期に取得した物件の通期稼働や稼働率の上昇による増収、支払利息の減少等により、前期比0.5%増益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,142円となる見通し。 第33期(2022年4月期)は、期中平均稼働率が96.0%へ再び低下する見込み。これによる賃貸収入の減少、解約違約金収入の減少により、前期予想比1.2%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,116円となる見通し。 なお、2022年4月期までの中期目標として、巡航ベースの1口当たり当期利益2,200円、1口当たり分配金2,269円、格付けA+を掲げていたが、コロナ禍の影響により、達成期限を延長する。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,725百万円 | 7,841百万円 | 1.5% | 7,723百万円 | ▲1.5% |
当期利益 | 3,121百万円 | 3,135百万円 | 0.4% | 3,097百万円 | ▲1.2% |
分配金総額 | 3,226百万円 | 3,242百万円 | 0.5% | 3,202百万円 | ▲1.2% |
1口当たり分配金 | 2,132円 | 2,142円 | 0.5% | 2,116円 | ▲1.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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