(2015/04/09)
いちご不動産投資法人が投資口の追加発行を行う。発行口数は271,700口、オーバーアロットメントによる売出し14,300口。これにより発行後の投資口数は25.3%増の1,416,323口となる予定。調達額は約254億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。新たに取得する物件は、「いちご神宮前ビル」等都内のオフィスビル11棟と福島県郡山市のオフィスビル1棟の計12棟、取得額は計440億円。一方、大阪のホテル「ファルコン心斎橋」を売却する。売却額は28億円。これによりポートフォリオ全体の規模は33%増の1,639億円となる。これらに伴い第19期(平成27年4月期)業績予想を修正。第19期は、いちご仙台中央ビルの売却益20百万円を計上する一方、ファルコン心斎橋の減損損失299百万円計上により、前回予想比32.9%減益を見込むが、内部留保より相殺して965百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,600円と前回予想を0.6%上回る見通し。併せて第20期(平成27年10月期)業績予想を発表。上記12棟取得に伴う賃貸収益の増加、前期の減損損失がなくなること等により、前期予想比127%増益を見込む。内部留保より440百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,670円と前期予想を4.4%上回る見通し。
<売却> | |||
物件名称 | ファルコン心斎橋 | ||
所在地 | 大阪市中央区東心斎橋 | ||
売却額 | 2,810,000,000円 | ||
簿価(H27/4末時点) | 3,109,416,516円 | ||
差額(売却額-簿価) | -299,416,516円 | ||
売却日 | 平成27年5月8日 | ||
売却先 | 合同会社心斎橋地所 | ||
第19期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 5,045百万円 | 4,973百万円 | 1.4% |
当期利益 | 848百万円 | 1,264百万円 | ▲32.9% |
分配金総額 | 1,812百万円 | 1,802百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 | 1,600円 | 1,590円 | 0.6% |
第20期予想 | (第19期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 6,174百万円 | 5,045百万円 | 22.4% |
当期利益 | 1,928百万円 | 848百万円 | 127.4% |
分配金総額 | 2,369百万円 | 1,812百万円 | 30.7% |
1口当たり分配金 | 1,670円 | 1,600円 | 4.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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