(2014/11/14)
いちご不動産投資法人が投資口の追加発行を行う。発行口数は95,680口、オーバーアロットメントによる売出し8,320口。これにより発行後の投資口数は10%増の1,130,323口となる予定。調達額は約78億円を見込み、物件の取得資金及び借入金の返済に充当する。また投資方針をこれまでの総合型ポートフォリオから、オフィスビルを中心とした中規模資産のポートフォリオへ変更し、サービスアパートメント以外のレジデンスを取得しない方向。これに伴いオフィスビル11棟の取得(取得額計267億円)、レジデンス15棟売却(売却額165億円)を発表。ポートフォリオ全体の規模は8.3%増の1,238億円となり、オフィスビルの比率が66.0%から77.9%へ上昇する一方、レジデンスはサービスアパートメントのみとなる。併せて第18期(平成26年10月期)業績予想を修正。いちご九段南ビルの売却益59百万円計上、テナント解約違約金収入が増加する一方、融資関連費用の増加により、前回予想比3.8%減益となる見通し。内部留保を相殺して163百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,540円と前回予想を0.7%上回る見通し。上記公募増資、物件取得及び売却が反映する第19期(平成27年4月期)は、物件売却益118百万円を計上する一方、融資関連費用の増加等により、前期予想比11.3%減益を見込む。投資口数が増加するも、内部留保を相殺して537百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,590円となる見通し。
第18期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 4,607百万円 | 4,531百万円 | 1.7% |
当期利益 | 1,425百万円 | 1,482百万円 | ▲3.8% |
分配金総額 | 1,588百万円 | 1,573百万円 | 1.0% |
1口当たり分配金 | 1,540円 | 1,530円 | 0.7% |
第19期予想 | (第18期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 4,973百万円 | 4,607百万円 | 7.9% |
当期利益 | 1,264百万円 | 1,425百万円 | ▲11.3% |
分配金総額 | 1,802百万円 | 1,588百万円 | 13.5% |
1口当たり分配金 | 1,590円 | 1,540円 | 3.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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