KDX不動産投資法人

KDX不動産投資法人が第37期決算を発表、1口当たり実績分配金は7,745円

(2023/12/14)

KDX不動産投資法人が、第37期（2023年10月期）決算を発表した。 第37期は、匿名組合出資持分の一部を売却した。これによる償還益548百万円が発生する一方、前期の物件売却益がなくなったため、前期比8.8％減益。1口当たり分配金は7,745円となった。 期末のポートフォリオは97物件、資産規模（取得額合計）は4,533億円、有利子負債比率は45.2％。 第38期（2024年4月期）は、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人とケネディクス商業リート投資法人と合併。これに伴う資産承継、更に合併時に3物件を取得、2物件を売却し、資産規模（取得額合計）は1兆1,518億円となる。 合併報酬等3,366百万円が発生する一方、合併による負ののれん17,271百万円の発生により、当期利益は31,794百万円となる見込み。16,600百万円を一時差異等調整積立金として控除する一方、内部留保より550百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,800円となる見通し。 第39期（2024年10月期）は、前期の物件売却益がなくなる一方、合併報酬等がなくなるため、経常利益ベースでは前期予想比3.1％増益を見込む。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計767百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,800円と前期と同額となる見通し。 今後はパイプラインを活用した物件取得、物件入替えによる売却益等によって、1口当たり巡航分配金4,000円を目指す。