(2022/12/14)
ケネディクス・オフィス投資法人が、第35期(2022年10月期)決算を発表した。 第35期は、「江戸橋ビル」「シオノギ神戸ビル」を取得、「KDX木場ビル」を売却した。オフィスの契約ベースの期中平均稼働率は97.9%と前期より0.4ポイント上昇、フリーレントを反映した実質的な平均稼働率は95.4%と前期より0.9ポイント上昇した。新規物件の賃貸収益が寄与したが、物件売却益が減少したため、前期比0.7%減益。304百万円を内部留保するも、自己投資口の取得により投資口数が1%減少したことにより、1口当たり分配金は14,488円と前期比3.5%増となった。 期末のポートフォリオは98物件、資産規模(取得額合計)は4,570億円、有利子負債比率は45.4%。 第36期(2023年4月期)は、KDX川崎駅前本町ビルの一括テナント退去等の影響により、契約ベースの平均稼働率97.5%、実質的な平均稼働率94.7%とともに前期より低下する想定。前期に取得した物件が通期寄与する一方、売却益の反動減、水光熱費の増加により、前期比7.3%減益を見込む。内部留保より168百万円を取崩し、分配金総額6,151百万円とする。投資口2分割により、1口当たり分配金は7,250円(分割前換算14,500円)となる見通し。 第37期(2023年10月期)は、前期の原状回復費収入がなくなることや、固都税の増加により、前期予想比1.5%減益を見込む。内部留保より255百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,250円と前期予想と同額となる見通し。
第35期実績 | 第36期予想 | 前期比 | 第37期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,266百万円 | 16,232百万円 | ▲0.2% | 16,631百万円 | 2.5% |
当期利益 | 6,451百万円 | 5,982百万円 | ▲7.3% | 5,895百万円 | ▲1.5% |
分配金総額 | 6,146百万円 | 6,151百万円 | 0.1% | 6,151百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 14,488円 | 7,250円 | - | 7,250円 | 0.0% |
第36期より投資口2分割 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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