(2017/12/14)
ケネディクス・オフィス投資法人が、第25期(平成29年10月期)決算を発表した。 第25期は「竹山ホワイトビル」「渋谷1717ビル」を取得、「KDX新横浜381ビル」を売却した。賃貸収益が増加するも、KDX新横浜381ビルの売却損568百万円計上により、前期比3.4%減益。内部留保より471百万円を取崩し、1口当たり分配金は12,500円と前期を6.5%上回った。 期末のポートフォリオは98物件、資産規模(取得額合計)は3,929億円、有利子負債比率は43.3%。 併せてオフィスビル1物件の取得、2物件の売却を発表した。取得する「JNビル」は、横浜市営地下鉄関内駅より徒歩3分に位置する、平成19年竣工、14階建のオフィスビル。12月時点のテナントは6社、稼働率は100%。取得額は95億円。 売却する2物件は、目黒区にある「KDX池尻大橋ビル」と、新横浜にある「KDX新横浜214ビル」。2物件ともに築年数が経過しており、競争力の低下を懸念。2物件の売却額は計48.3億円。簿価との差額は計254百万円となり、売却益が発生する見込み。 第26期(平成30年4月期)は上記1物件取得、2物件売却の他、「三菱重工横浜ビル」を取得、「レジデンスシャルマン月島」を売却。既存物件の賃貸収益増加、3物件の売却益551百万円計上、前期の売却損がなくなること等により、前期比26.5%増益を見込む。580百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は12,900円と前期を3.2%上回る見通し。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 13,901百万円 | 14,792百万円 | 6.4% |
当期利益 | 4,588百万円 | 5,803百万円 | 26.5% |
分配金総額 | 5,061百万円 | 5,223百万円 | 3.2% |
1口当たり分配金 | 12,500円 | 12,900円 | 3.2% |
<取得> | |||
物件名称 | JNビル | ||
所在地 | 神奈川県横浜市中区相生町 | ||
取得金額 | 9,500百万円 | ||
想定NOI利回り | 4.1% | ||
還元利回り | 4.2% | ||
竣工時期 | 平成19年9月4日 | ||
取得日 | 平成30年1月31日 | ||
売主 | 非開示 | ||
<売却> | |||
物件名称 | KDX池尻大橋ビル | ||
所在地 | 東京都目黒区大橋 | ||
売却額 | 2,400百万円 | ||
簿価(売却時想定) | 2,353百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 47百万円 | ||
売却日 | 平成29年12月28日又は29日 | ||
売却先 | 非開示 | ||
<売却> | |||
物件名称 | KDX新横浜214ビル | ||
所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜 | ||
売却額 | 2,430百万円 | ||
簿価(売却時想定) | 2,221百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 209百万円 | ||
売却日 | 平成29年12月28日又は29日 | ||
売却先 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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