(2023/10/18)
福岡リート投資法人が、第38期(2023年8月期)決算を発表した。 第38期は、「熊本イーストフロントビル」「アクシオン別府駅前プレミアム」を取得する一方、「久留米東櫛原SC」の共有持分55%を売却した。 キャナルシティ博多のリニューアルに伴い賃貸収入が減少、修繕費が増加したが、物件売却益432百万円が寄与し、前期比4.8%増益。1口当たり分配金は3,753円となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,075億円、有利子負債比率は42.4%。 第39期(2024年2月期)は、「博多FDビジネスセンター」を取得する一方、「久留米東櫛原SC」の共有持分残30%を売却する。物件売却益が減少するが、キャナルシティ博多のリニューアルオープンや新規物件の増収、修繕費の減少により、前期比0.1%増益を見込み、1口当たり分配金は3,755円となる見通し。 第40期(2024年8月期)は、引き続きキャナルシティ博多の増収を見込む一方、固都税や水道光熱費の増加、前期の物件売却益がなくなることから、前期予想比4.1%減益を見込み、1口当たり分配金は3,600円となる見通し。 当面の巡航分配金目標として、2025年~2026年を目処に3,800円に設定。具体的には、物件取得による外部成長、キャナルシティ博多やオフィスビル等の内部成長、含み益を活用した物件入替えを行う方針。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,284百万円 | 9,313百万円 | 0.3% | 9,322百万円 | 0.1% |
当期利益 | 2,987百万円 | 2,988百万円 | 0.0% | 2,865百万円 | ▲4.1% |
1口当たり分配金 | 3,753円 | 3,755円 | 0.1% | 3,600円 | ▲4.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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