(2025/01/17)
平和不動産リート投資法人が、第46期(2024年11月期)決算を発表した。 第46期は、投資口の追加発行を行い、「進和江坂ビル」等オフィスビル3物件を取得する一方、「HF日本橋浜町ビルディング」等2物件を売却した。これによる賃貸収益及び売却益の増加が寄与し、前期比4.1%増益。なお、投資主還元策として当期より一時差異等調整積立金の取崩額を従来の1口当たり40円から200円へ増額する。これに伴い一時差異等調整積立金より238百万円、その他の内部留保より11百万円をそれぞれ取崩し、投資口数が3.9%増加するも、1口当たり分配金は3,640円と7.7%増となった。 期末のポートフォリオは127物件、資産規模(取得額合計)は2,372億円、有利子負債比率は45.8%。 第47期(2025年5月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比24%減益を見込む。一時差異等調整積立金より238百万円、その他の内部留保より1,138百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,750円と前期比3%増となる見通し。 第47期(2025年11月期)は、住宅の繁忙期に伴う修繕費やリーシング費用の増加により、前期予想比2%減益を見込む。一時差異等調整積立金より238百万円、その他の内部留保より1,319百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,850円と2.7%増となる見通し。 投資主還元の強化を目的に3つの強化策を発表。一時差異等調整積立金取崩額の拡大、賃料収入成長率を年率1%から2%へ上昇、物件売却の加速によって、1口当たり分配金4,200円を新たな目標とする。
第46期実績 | 第47期予想 | 前期比 | 第48期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,045百万円 | 8,108百万円 | ▲10.4% | 8,177百万円 | 0.9% |
当期利益 | 4,098百万円 | 3,104百万円 | ▲24.3% | 3,043百万円 | ▲2.0% |
分配金総額 | 4,349百万円 | 4,480百万円 | 3.0% | 4,600百万円 | 2.7% |
1口当たり分配金 | 3,640円 | 3,750円 | 3.0% | 3,850円 | 2.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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