(2023/05/22)
平和不動産リート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は34,500口、オーバーアロットメントによる売出口数は1,700口。これにより発行後の投資口数は3.3%増の1,149,933口となる予定。 調達額は53億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、大阪北浜エリアにスポンサーである平和不動産が開発したオフィスビル2物件、取得額は計50.2億円。これにより公表済の物件入替えを反映した8月末時点のポートフォリオ全体の規模は2,252億円となる。 これらに伴い業績予想を修正。 第43期(2023年5月期)は、期中に追加取得した3物件の収益を反映し、1月に公表した業績予想に対し2.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より44百万円を取り崩す一方、49百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,160円と1.0%増となる見通し。 上記の公募増資が反映される第44期(2023年11月期)は、新規2物件を取得する一方、「HF八丁堀レジデンスⅢ」を売却する。これに伴う賃貸収入及び物件売却益の増加により、前回予想比24.7%増益を見込む。一時差異等調整積立金より45百万円を取り崩す一方、21百万円を内部留保とし、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,180円と1.0%増となる見通し。 併せて第45期(2024年5月期)業績予想を発表した。前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比16%減益を見込む。一時差異等調整積立金より632百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,200円と前期予想比0.6%増となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり分配金3,300円、資産規模3,000億円を目指す。
<取得> | |||
物件名称 | 北浜一丁目平和ビル | ||
所在地 | 大阪府大阪市中央区北浜 | ||
取得金額 | 3,370百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 4.3% | ||
還元利回り | 3.9% | ||
竣工時期 | 2015年2月28日 | ||
取得日 | 2023年6月6日 | ||
売主 | 平和不動産(株) | ||
<取得> | |||
物件名称 | 平和不動産北浜ビル | ||
所在地 | 大阪府大阪市中央区北浜 | ||
取得金額 | 1,650百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 4.5% | ||
還元利回り | 3.9% | ||
竣工時期 | 2011年10月1日 | ||
取得日 | 2023年6月6日 | ||
売主 | 平和不動産(株) | ||
第43期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 8,035百万円 | 7,974百万円 | 0.8% |
当期利益 | 3,524百万円 | 3,453百万円 | 2.1% |
分配金総額 | 3,519百万円 | 3,485百万円 | 1.0% |
1口当たり分配金 | 3,160円 | 3,130円 | 1.0% |
第44期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 8,339百万円 | 7,439百万円 | 12.1% |
当期利益 | 3,632百万円 | 2,913百万円 | 24.7% |
分配金総額 | 3,656百万円 | 3,508百万円 | 4.2% |
1口当たり分配金 | 3,180円 | 3,150円 | 1.0% |
第45期予想 | (第44期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 7,741百万円 | 8,339百万円 | ▲7.2% |
当期利益 | 3,047百万円 | 3,632百万円 | ▲16.1% |
分配金総額 | 3,679百万円 | 3,656百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 | 3,200円 | 3,180百万円 | 0.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。