(2021/07/20)
平和不動産リート投資法人が、第39期(2021年5月期)決算を発表した。 第39期は、「東菱ビルディング」等5物件を取得する一方、「HF高輪レジデンス」を売却した。これにより賃貸収益が増加するが、物件売却益の減少により、前期比11.0%減益。156百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より39百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円と前期比4.5%増となった。 期末のポートフォリオは109物件、資産規模(取得額合計)は1,841億円、有利子負債比率は46.1%。 第40期(2021年11月期)は、5年半ぶりとなる投資口の追加発行を行い「大崎CNビル」等4物件を取得。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比7.7%減益を見込む。投資口数が5.6%増加するが、一時差異等調整積立金の取崩額を317百万円に増額し、1口当たり分配金は2,850円と前期比1.8%増となる見通し。なお、増資後の有利子負債比率は44.2%へ低下。 第41期(2022年5月期)は、住宅のフリーレント減少や繁忙期に伴う収入増により前期予想比2.4%増益を見込む。一時差異等調整積立金252百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,850円と前期予想と同額となる見通し。 なお、中期目標であった1口当たり分配金2,750円を前倒しで達成したことから、新たに中期目標を設定。1口当たり分配金3,300円、資産規模3,000億円、格付けAA、保有資産の再生可能エネルギーの導入比率100%を目標とする。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,730百万円 | 6,634百万円 | ▲1.4% | 6,706百万円 | 1.1% |
当期利益 | 2,916百万円 | 2,690百万円 | ▲7.8% | 2,756百万円 | 2.5% |
分配金総額 | 2,799百万円 | 3,008百万円 | 7.5% | 3,008百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,800円 | 2,850円 | 1.8% | 2,850円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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