(2021/01/20)
平和不動産リート投資法人が、第38期(2020年11月期)決算を発表した。 第38期は「HF大濠レジデンスBAYSIDE」を取得、「HF梅田レジデンスTOWER」を売却した。コロナ禍により、オフィスは一部の商業テナントより賃料減額要請があったが、収益への影響は限定的。住宅は都心部で稼働率が一時的に低下したが、期末には回復した。住宅の収益が減少したが、前期に取得した物件の通期稼働、物件売却益の増加により、前期比17.5%増益。また自己投資口の取得・消却を行い、投資口数が1.5%減少した。635百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より39百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,680円と前期比5.1%増となった。 期末のポートフォリオは107物件、資産規模(取得額合計)は1,780億円、有利子負債比率は45.6%。 第39期は「東菱ビルディング」を取得、「HF高輪レジデンス」を売却する。物件売却益の減少により前期比12.4%減益を見込む。108百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より39百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円と前期比4.5%増となる見通し。 第40期は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比12.5%減益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を289百万円に増額し、1口当たり分配金は2,800円と前期予想比と同額となる見通し。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,072百万円 | 6,679百万円 | ▲5.6% | 6,307百万円 | ▲5.6% |
当期利益 | 3,275百万円 | 2,869百万円 | ▲12.4% | 2,510百万円 | ▲12.5% |
分配金総額 | 2,679百万円 | 2,799百万円 | 4.5% | 2,799百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,680円 | 2,800円 | 4.5% | 2,800円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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