(2020/01/16)
平和不動産リート投資法人が、第36期(2019年11月期)決算を発表した。 第36期は、「錦糸町スクエアビル」を取得する一方、「HF五反田ビルディング」を売却した。稼働率上昇及び賃料増額に伴いオフィスビルが増収となるが、物件売却益が減少したため、前期比2.8%減益。10百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より40百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,500円と前期比3%増となった。 期末のポートフォリオは104物件、資産規模(取得額合計)は1,747億円、有利子負債比率は44.35%。 第37期(2020年5月期)は、「HF仙台長町レジデンス」「HF仙台本町レジデンス」を取得する。2物件の収益が寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比4.7%減益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を175百万円に増額し、1口当たり分配金は2,525円と前期比1%増となる見通し。 第38期(2020年11月期)は、第37期に取得する物件の通期寄与、金融コストの削減により、前期予想比1.2%増益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩し額を146百万円とし、1口当たり分配金は2,525円と前期予想と変わらない見通し。 中期目標であった1口当たり分配金2,500円を達成したことから、新たな中期目標を設定。賃料増額やコスト削減による内部成長を軸に、物件入替えによる収益増加や内部留保を活用し、今後3年~5年の間に1口当たり分配金2,750円を目指す。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,328百万円 | 6,233百万円 | ▲1.5% | 6,227百万円 | ▲0.1% |
当期利益 | 2,506百万円 | 2,387百万円 | ▲4.7% | 2,416百万円 | 1.2% |
分配金総額 | 2,537百万円 | 2,562百万円 | 1.0% | 2,562百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,500円 | 2,525円 | 1.0% | 2,525円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。