(2018/05/08)
平和不動産リート投資法人が「広小路アクアプレイス」を売却する。物件は、名古屋市営地下鉄新栄町駅より徒歩4分、広小路通に面する、平成20年竣工のオフィスビル。 第32期(平成29年11月期)末時点の含み益率が80.67%であること、更に税務上の繰越欠損金及び圧縮記帳を用いて、第37期(平成32年5月期)を期限として課税負担なく内部留保が可能なことから、本売却を決定した。 売却額は55.2億円。売却先は非開示。簿価との差額は28.53億円となり、売却益27億円が発生する見込み。 これに伴い第33期(平成30年5月期)及び第34期(平成30年11月期)業績予想を修正。第33期は、物件売却益計上により、3月に公表した業績予想に対し120%増益を見込む。売却益のうち2,504百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より40百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円と8.4%増加する見通し。 第34期は、売却した物件の賃貸収益がなくなるため、前回予想比2.0%減益を見込むが、一時差異等調整積立金より40百万円、内部留保より218百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円となる見通し。 なお、本売却に伴い余剰資金が172億円に拡大。今後は物件取得や借入金の返済によって収益増加を図るとともに、内部留保を分配金に充当することによって、中期的な分配金目標を従来の1口当たり2,250円から2,500円に変更する。
<売却> | |||
物件名称 | 広小路アクアプレイス | ||
所在地 | 愛知県名古屋市中区新栄 | ||
売却額 | 5,520百万円 | ||
簿価(H30/5末想定) | 2,667百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 2,853百万円 | ||
売却日 | 平成30年5月31日 | ||
売却先 | 非開示 | ||
第33期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 8,787百万円 | 6,042百万円 | 45.4% |
当期利益 | 4,798百万円 | 2,173百万円 | 120.8% |
分配金総額 | 2,334百万円 | 2,152百万円 | 8.5% |
1口当たり分配金 | 2,300円 | 2,121円 | 8.4% |
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 5,765百万円 | 5,936百万円 | ▲2.9% |
当期利益 | 2,076百万円 | 2,119百万円 | ▲2.0% |
分配金総額 | 2,334百万円 | 2,190百万円 | 6.6% |
1口当たり分配金 | 2,300円 | 2,158円 | 6.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。