(2015/11/27)
平和不動産リート投資法人が、投資口の追加発行を行う。発行口数は58,000口、オーバーアロットメントによる売出し5,700口。これにより発行後の投資口数は6.7%増の1,014,847口となる予定。調達額は約53億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。取得する物件は、オフィスビル1棟とレジデンス3棟。4棟の取得額は計86.2億円。これによりポートフォリオ全体の規模は5.4%増の1,647億円となる。また平成27年度税制改正に伴い、平成29年3月末までに終了する営業期間までに負ののれんを一時差異等調整積立金に振り替え、その後一定期間内(最長50年)に全額を取り崩し分配金へ充当することとなった。これに従い、負ののれんによる内部留保残額(約2,497百万円)を第28期(平成27年11月期)に一時差異等調整積立金に振替え、第29期(平成28年5月期)以降毎期1口当たり40円を取り崩す方針を発表した。これらに伴い、第29期は、前期に取得した3棟の通期稼働及び上記4棟が寄与する一方、前期の物件売却益542百万円がなくなるため、前期予想比15.9%減益を見込むが、一時差異等調整積立金より1口当たり40円を取り崩し、1口当たり分配金は1,764円となる見通し。第30期(平成28年11月期)は前期予想比1.4%増益を見込む。1口当たり40円を取り崩し、1口当たり分配金は1,788円となる見通し。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
日総第5ビル | 神奈川県横浜市 | 3,100百万円 | 4.20% | 個人 |
HF関内レジデンス | 神奈川県横浜市 | 1,800百万円 | 4.90% | 平和不動産(株) |
HF名駅北レジデンス | 愛知県名古屋市 | 2,160百万円 | 5.00% | |
HF東札幌レジデンス | 北海道札幌市 | 1,560百万円 | 5.60% | |
合計 | 8,620百万円 | |||
第29期予想 | (第28期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 5,623百万円 | 5,921百万円 | ▲5.0% | |
当期利益 | 1,750百万円 | 2,081百万円 | ▲15.9% | |
分配金総額 | 1,790百万円 | 1,635百万円 | 9.5% | |
1口当たり分配金 | 1,764円 | 1,719円 | 2.6% | |
第30期予想 | (第29期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 5,653百万円 | 5,623百万円 | 0.5% | |
当期利益 | 1,774百万円 | 1,750百万円 | 1.4% | |
分配金総額 | 1,814百万円 | 1,790百万円 | 1.3% | |
1口当たり分配金 | 1,788円 | 1,764円 | 1.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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