(2025/07/17)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第43期(2025年5月期)決算を発表した。 第43期は、「レソラサウステラス」等4物件を取得する一方、「ジョイパーク泉ヶ丘」等2物件を売却した。 ホテルの変動賃料が大幅増加したが、前期の違約金収入や物件売却益の減少、物件売却損及び減損損失の発生により、前期比6.7%減益。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計444百万円を取崩し、更に自己投資口の消却により投資口数が0.4%減少し、1口当たり分配金は4,010円と前期比1.9%増となった。 期末のポートフォリオは142物件、資産規模(取得額合計)は7,017億円、有利子負債比率は45.3%。 第44期(2025年11月期)は、「スマイルホテルプレミアム大阪本町」等3物件を取得、「宮前ショッピングセンター」等3物件を売却する。これによる売却益1,218百万円が寄与し、前期比2.7%増益を見込む。一時差異等調整積立金及び内部留保計400百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,100円と前期比2.2%増となる見通し。 なお、丸紅と第一生命ホールディングスの不動産事業統合により、両社のダブルスポンサー体制となった。 第45期(2026年5月期)は、「Luz武蔵小杉」を売却する。物件売却益が減少するが、心斎橋OPAのテナント解約金収入やホテルの変動賃料の増加により、前期予想比5.2%増益を見込む。一時差異等調整積立金より77百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,200円と前期予想比2.4%増となる見通し。 2027年11月期までの中期成長戦略である、年間200~300億円の物件入替えを実行し、ポートフォリオの収益向上と売却益還元により、年間ベースの1口当たり分配金8,000円を達成する見込み。今後は更なる引き上げを目指す。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 27,380百万円 | 28,088百万円 | 2.6% | 28,470百万円 | 1.4% |
当期利益 | 11,835百万円 | 12,156百万円 | 2.7% | 12,785百万円 | 5.2% |
分配金総額 | 12,281百万円 | 12,556百万円 | 2.2% | 12,862百万円 | 2.4% |
1口当たり分配金 | 4,010円 | 4,100円 | 2.2% | 4,200円 | 2.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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