(2016/01/15)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第24期(平成27年11月期)決算を発表した。第24期は、投資口の追加発行を行い「クオーツタワー」等計9棟(取得額計285億円を取得。新宿ワシントンホテルの大規模リニューアル工事による賃料減免、心斎橋OPA本館及び心斎橋OPAきれい館のテナントによる賃料減額訴訟に伴う引当金275百万円が発生したが、9棟取得による賃貸収益が寄与し、前期比1.6%増益。内部留保より208百万円を取り崩し、投資口数が4%増加するも1口当たり分配金は2,953円と前期を1.8%上回った。期末のポートフォリオは117棟、資産規模(取得額合計)は5,486億円、有利子負債比率は44.3%。第25期(平成28年5月期)は「445上野ビル」を取得。前期に取得した物件の通期稼働が寄与し、前期比2.5%増益を見込み、内部留保を活用せず1口当たり分配金は2,950円となる見通し。続く第26期(平成28年11月期)は、ダイエー碑文谷のテナントである(株)ダイエーとの定期賃貸借契約が平成28年5月末に終了する。次テナントであるイオンリテール(株)との定期賃貸借契約(20年間)が平成28年11月から開始のため、第26期は賃料は発生しない見込み。これにより前期予想比15%減益を見込むが、内部留保より1,219百万円を取り崩し、1口当たり分配金は2,950円となる見通し。
第24期実績 | 第25期予想 | 前期比 | 第26期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 20,070百万円 | 20,254百万円 | 0.9% | 20,074百万円 | ▲0.9% |
当期利益 | 7,916百万円 | 8,117百万円 | 2.5% | 6,898百万円 | ▲15.0% |
分配金総額 | 8,124百万円 | 8,117百万円 | ▲0.1% | 8,117百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,953円 | 2,950円 | ▲0.1% | 2,950円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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