(2014/07/15)
ユナイテッド・アーバン投資法人が第21期(平成26年5月期)決算を発表した。第21期は、オフィスビル、ホテル、商業施設(底地)等計6件を取得。前期の物件売却益がなくなる一方、6件取得による賃貸収益の増加、支払利息等の減少により、前期比9.2%増益。当初予定していた内部留保の取り崩しを行わず、1口当たり分配金は2,804円となった。第22期(平成26年11月期)は、投資口の追加発行により205億円を調達し、仙台のオフィスビルを取得。これにより有利子負債比率が低下し、借入余力が増資前の393億円から700億円強へ増加した。前期に取得した物件の通期稼働により5.8%増益を見込み、投資口数が5.5%増加するも、1口当たり分配金は2,810円と前期を0.2%上回る見通し。続く第23期(平成27年5月期)は、水道光熱費等の減少により前期予想比2.5%増益を見込み、1口当たり分配金は2,880円となる見通し。なお、心斎橋OPA本館及び心斎橋OPAきれい館のテナントによる賃料減額訴訟、投資法人の賃料増額反訴は現在係属中であり、訴訟の結果により過去に遡って営業収益が変更する可能性もある。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,548百万円 | 18,349百万円 | 4.6% | 18,184百万円 | ▲0.9% |
当期利益 | 6,674百万円 | 7,060百万円 | 5.8% | 7,236百万円 | 2.5% |
1口当たり分配金 | 2,804円 | 2,810円 | 0.2% | 2,880円 | 2.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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