(2022/05/19)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第37期(2022年3月期)決算を発表した。 第37期における物件取得はなし。期末稼働率は98.0%と前期より1.7ポイント上昇した。また自己投資口の取得を行い、期末投資口数は1.3%減の948,996口となった。賃料増額改定やフリーレント終了が寄与する一方、テナント退去に伴う減収により前期比4.2%減益。内部留保より33百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は2,411円と前期比1.4%減となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は1,911億円、有利子負債比率は47.4%。 第38期(2022年9月期)は、平河町森タワー等のテナント退去により、期末稼働率96.3%と前期より1.7ポイント低下する想定だが、豊洲プライムスクエア等の埋め戻しや、賃料増額改定、修繕費の減少により、前期比2.1%増益を見込む。内部留保を活用せず1口当たり分配金は2,426円と前期比0.6%増となる見通し。 第39期(2023年3月期)は、豊洲プライムスクエア等複数のテナント退去が重なり、期末稼働率は92.6%と前期予想比3.7ポイント低下する想定。これにより前期予想比3.2%減益を見込む。内部留保より47百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円と分配金目標の下限を維持する見通し。 当面は、ブリッジスキームを活用した物件入替え、今後発生する空室の早期埋め戻しに注力する方針。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,655百万円 | 5,674百万円 | 0.3% | 5,564百万円 | ▲1.9% |
当期利益 | 2,254百万円 | 2,302百万円 | 2.1% | 2,229百万円 | ▲3.2% |
分配金総額 | 2,288百万円 | 2,302百万円 | 0.6% | 2,277百万円 | ▲1.1% |
1口当たり分配金 | 2,411円 | 2,426円 | 0.6% | 2,400円 | ▲1.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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